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出産体験記

 ●当院ナースの井上さんのお産体験記
 産休に入るまで、多少のハリは感じつつも、それでも何とか経過問題なく過ごしていた私。産休に入ったら、妊娠中という事もあるのか、やたらと襲ってくる睡魔に身をまかせ、ただただ眠り続ける一週間を過ごしていました。もう一週間も経っちゃった…なんて。
  何とか36週に入って少し安心し、37週目前に迫った7月7日の七夕に安産祈願を込めて就寝、その日はめずらしく夜中のトイレも起きず熟睡していました。朝の4時、上腹部の方でパーンと音がして一瞬目が覚めました。夢うつつに破水しなきゃいいけどなぁ…と思っていたら、再び今度は下腹の方でパンとはじけた感じがした直後、ジワーっと生温かいものが出たのがわかりました。あ、破水だと思い、トイレに行くと案の定、破水、そして赤い出血。  生理痛のような鈍い痛みが5分…腰の重たい感じが5分…5分?本当に?いきなり?まあ、とりあえず様子を見よう、5分、5分、5分、イタ、イタイタ…痛い!!フーっと最初の15分位はまだ笑っている余裕もあったのですが、5時を迎える頃にはかなりの痛みでじっとしていられず、それでも、こんなに早く生まれるわけがないと自分に言い聞かせ、ひたすらソフロロジー、ソフロロジー。
  5時10分、便意をもよおすと再びトイレへ、もうその頃には勝手に体がイキんでいる感じでした。もうダメだ…夫が迷う私をふりきり病院へ電話、着替える間もなく腰にバスタオルを巻きつけ、すでに1〜2分間隔で襲ってくる陣痛の合い間に車へ移動。病院までは10分もかからなかったと思いますが、そのうち3回もイキみがきて、とにかく病院へ早く着く事だけを考えていました。 夫を待っていられず、一人でさっさと病院へ着くなり勝手に中に入って、もう出る!出る!と懇願し、そのまま分娩室に入れてもらいました。
  分娩台に上がるなり、よごしちゃうよ…とか、あーこの格好痛いからイヤだあとか、わけのわからない言葉を発しながらも、イキみがくるとフーウンフーウウウとひたすらソフロロジー。
  聞いてはいましたが、膣が、肛門が切れるー!裂けるー!イッターイ!!と、とにかく必死でした。分娩室に入って3〜4回目のフーッでふっと股が楽になり、よくわからないうちに赤ちゃんは生まれてきました。あー終わったと思った事しか最後の記憶は残っていません。それでも、お腹の上に赤ちゃんがくると、小さい、かわいい…かわいい!!とすごく嬉しかったです。
  本当にあっという間のお産で、気持ちも体もついていかず、やっとしみじみ感動したのはお産から3〜4時間経った後でした。私の場合、辛いとか痛いとかの思いより、あービックリしたという感想がまさしくピッタリの初めてのお産でした。
  みんなには、良かったね安産でとか、うらやましいとか言われましたが、私としてはもう少しゆっくり陣痛もお産もあじわってみたかったです。次の子こそは!と思いますが、どうなる事か今から不安です。
  ただ一つ、教訓として、「本当に少しの変化でも、今度からはとりあえず病院に連絡しよう」と心から思いました。



妊娠生活楽しんでいます。
早く赤ちゃんに会いたい!
わたしも笑顔で産むぞ!
(2003.05.15)
皆様へ
早々と産まれてしまいました。
井上
(2003.07.08)


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